2011.9.15(木)ヨーク Yorkヨーク最後の日である。今度こそフルブレックファーストを食べて(揚げたパンがややきつい)、ヨーク見納めの散歩に出た。 ■トリニティ教会 Holy Trinity churchミクルゲートバーをくぐり、道沿いに歩いていくと、右側にトリニティ教会が見えてきた。門のすぐ内側に晒し台がある。これはレプリカだが、かつては本物の晒し台が置かれていたのだという。 ■聖マーティン教会 St Martin le Grandトリニティ教会を出てさらに進むと、その名もSt.Martin通りにぶつかる。その角に聖マーティン教会が建っていた。しかし、鍵がかかっていて中には入れない。
|
ヨークシャー博物館の奥に広がる廃墟はベネディクト派の聖メアリ修道院。1082年創立だが、今見られる建物は13世紀のものだという。かつては北イングランドでも有数の規模を誇ったが、例によってヘンリー8世の時代に閉鎖、破壊された。
そこここに石棺が転がっているのだが、中に入っていた人はどうなったのか少し気になる。
ベンチに座ってリスとハトにえさをやっているおじいさんがいた。観光客たちがリスに群がって写真を撮っている。
城壁からヨーク・ミンスターを望む |
初日と同じく、ウーズ川のほとりから城壁に上がり、ミクルゲート・バーまで歩いた。地上には降りず、そのままミクルゲート・バー内部の博物館に入る。入場券はなんと12ヶ月有効だそう。
展示はおもに薔薇戦争に関するもの。戦場跡から出土した古いバックルやらバッジやらが飾られている。
出発前に先達のブログで見た写真では、3代ヨーク公のさらし首の模型がババーンと飾られたおどろおどろしくもB級感あふれる展示だったのが、その後内部を改装したと見えて、だいぶすっきりしている。もっともヨーク公の首は展示場所こそ隅っこに変わったものの今も健在であった。
この首の展示は単なる悪趣味ではなく、ウェイクフィールドの戦いで王妃マーガレット・アンジュー率いるランカスター派に敗れたヨーク公の首が、実際にこのミクルゲート・バーの上に晒されたという史実から来ている。
シェイクスピアの『ヘンリー6世』には、マーガレット・オブ・アンジューがヨーク公に紙の冠をかぶせて侮辱する場面がある。
ヨークは王冠をかぶらなければ、口がきけないらしいわね。 |
紙の王冠をかぶらされたヨーク公の首は、次男エドマンド、ソールズベリー伯らとともに、ミクルゲート・バーの屋上に、ヨーク市内の方を向けて晒された。この処置は翌年3月、ヨーク公の長男エドワードがタウトンの戦いに勝利してヨークに入城するまで続いた。
ヨーク派(左)、ランカスター派(右)の主だった人物の紹介。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||