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滯英日記 >> ロンドン(6)

ロンドン London

■マダム・タッソー Madame Tussauds

ユーストンで下車し、そのまま徒歩でマダムタッソーへ。お目当ては歴史上の人物の蝋人形。杉本博司の写真集で見たヘンリー8世と六人の妻や、リチャード3世の人形に会いたい。
入り口は長蛇の列である。中に入ってもまだ列は続いていた。
一時間くらい並んで、やっと展示スペースに足を踏み入れることができた。
しかし、内容は期待はずれもいいところだった。歴史上の人物はヘンリー8世、エリザベス1世、メアリ・ステュアート、チャールズ1世、ヴィクトリア女王くらい。6人の妻は!? リチャード3世は!? 昭和天皇は!?(まあ、これは展示されてないだろうと予想していたが)



↑左からヴィクトリア女王、ヘンリー8世、メアリ・ステュアート

エリザベス1世→

心底がっかりしながら、ミュージシャンやらハリウッドスターやらスポーツ選手の人形を見て回る。
「恐怖の部屋」に力を入れているところと、乗り物にのって回るアトラクションがあるところがパリのグレヴァン蝋人形館と違う。いずれにしても一人で来るところじゃない。時間とお金の無駄であった。


チャールズ&カミラ


カストロ前議長


■大英博物館 British Museum


続いて大英博物館へ。大通りから一本引っ込んだところにあるので迷う。途中、大英博物館とよく似た、しかし規模はずっと小さい、ギリシャ神殿風の教会があり、「コレか…? いやコレじゃない…よな…」と混乱。親切なインド系の人が道を教えてくれて、なんとか本物の大英博物館にたどり着いた。
中にはいってとりあえずはカフェへ。チキンカレーを注文したのだが、味がなかった。どうやったらカレーをこんなふうに作れるのか。君たちはインド支配から何を学んだのかと英国人に問いたい気持ちでいっぱいになる。

 

しばし休んでロゼッタ・ストーンやエルギン・マーブル(上の写真。パルテノン神殿から削り取ったもの)をざっと見学し、続いて、人気のなさそうな中世ヨーロッパのコーナーへ向かう。ガラガラに空いていたが、私にとっては心躍る展示が多かった。

左から:
・ヘンリー6世が発行したコインを加工したピルグリム・スーベニア
・エドワード4世時代のコイン(ネックレスに加工されていたもの)
・リチャード3世の兵たちが身につけていた白猪のバッジ
・タウトンの戦場跡から発見されたシグネットリング。パーシー家のシンボルであるライオンが刻まれていることから、ヘンリー・パーシーのものと推測される。

左:リチャード2世の四分儀
右:チョーサーのアストロラーベ

エドワード黒太子の喪のバッジ


つづいて充実のエジプトのミイラコーナーへ。棺のデザインに時代によって流行り廃りがあるのを興味深く見る。18世紀に流行ったと言う偽ミイラや、猫や魚や鳥のミイラはおもしろいが、人間のミイラはさらしものにされているようなのがなんだかかわいそうで、写真は撮らなかった。


↑偽ミイラセット 
猫と魚のミイラ→ 


Treasure of Heavenという企画展をやっていたのでお金を払って見る。ベリー公の所持していた宝物(写真右端)の細かな細工にため息が出る。ショップでこの企画展のエコバッグを買った。


帰りも迷いながらHolborn駅へ。が、なにかトラブルがあったようで駅から人があふれている。コヴェント・ガーデンまで歩き、アールズコートへ帰る。
M&Sでヨーグルトやミンスパイ、jaffa cakeを買うが、スプーンを取り忘れてまた戻るという一幕も。
とにかくついてない一日だった。

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