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滯英日記 >> ロンドン(7)

ロンドン London

■ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albert Museum

ヴィクトリア着駅に到着したのは17:10。アンダーグランドにのりかえヴィクトリア&アルバート博物館へ向かう。
館内では何かのレセプションをやっているようで、飲み物が並び、DJが賑やかな音楽をかけている。その横をすりぬけて入場する。
一番人気がある(はずの)ジュエリーコーナーは閉まっていたが、ものともせず中世・ルネサンスコーナーを目指す。

すてきな聖像の写真をとっていると細切れになったステンドグラスが目に入った。金羊毛騎士団の紋章とカスティーリャ・アラゴンの紋章が組み合わさっている。

これはと隣を見ると、マクシミリアン1世とマリー・ド・ブルゴーニュ、フィリップ美公とフアナ女王のステンドグラスが展示されていた。

まさかと思ったが、説明を見ると間違いない、ブリュージュの聖血礼拝堂のステンドグラスだ。2004年の旅行でレプリカを見たが、オリジナルは失われたものと思っていた。こんなところにあったとは。予期せぬ出会いに胸が高鳴る。

ステンドグラスの立ち並ぶコーナーを早足で流しながら見ていくと、視界の隅にちらりと見覚えのある文様をとらえた気がした。足を止めてよくよく眺めれば、カスティーリャ・レオン・アラゴンの紋章の入ったマントをまとった女性の絵柄。またフアナ女王である。説明には「フアナ女王、あるいは長女のエレオノール・ドートリッシュか」とあったが、衣服があきらかにフアナの時代のモードであり、さらに女性のうしろに立っている聖人が使徒ヨハネ(San Juan)であるから、フアナで間違いないだろう。それにしても自分の嗅覚が恐ろしい。

V&Aはとにかく収蔵品が多いので、全部をじっくり見て行ったら何日経っても回りきれない。ナショナルギャラリーにも大英博物館にも入りきらなかったものをまとめて収蔵してみました、といった感じなのか、美術史的に位置づけが難しいものや、価値があるのかないのかよく分からないものも多い。


楠本まきおすすめ、the Dacre Beasts。
1520年頃の作。


都築響一おすすめ、犬のバショー君像。
ダドリー卿が19世紀に巨額の費用を投じて作らせたが、
完成前に卿は亡くなり、引き取り手がなくなったバショー君はV&Aに


ふと階下を見下ろすと、棺のようなものがたくさん並んでいるのが見えた。あの部屋はなんだろう。気にはなったが、フロアマップを見てもどの展示なのかよく分からない。


ほぼ全部のフロアをざっとまわりカフェへ。スコーンとお茶をいただき一休みした後、上階から見た棺の並ぶ部屋を探す。
が、探し当てたそこは本物ではなくリプロダクションを展示する部屋だった。

アリエノール・ダキテーヌ、イザベル・ダングレーム、リチャード1世など、いろいろな人の棺があるがすべてリプロ。ゴシックリバイバルの時代の流行だったらしい。


夜のロンドンを歩いて地下鉄に乗り、ホテルへ戻る。ホテル界隈の写真を撮った。
もうすぐお別れかと思うとこの風景もいとおしい。


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