2009.11.16(月)
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庭園の堀に沿って伸びている道から、望遠レンズを使ってストーカーのごとく庭園や建物の写真を撮る。木々の間からちらちらと彫像が覗き、その間に清掃をする人の姿がちらほら見える。中に入れないのが残念でならない。耳元でブランデンブルク協奏曲がむなしく鳴り響く。
ふと見るとジョガーがひとり、堀の向こう岸を走っていく。あの人は清掃スタッフじゃない。入れるのか?
急いでインフォメーションの前に戻ると、隅の方にひっそりと入り口があった。夫婦連れが中に入っていくので、立ち入り禁止ではないようだ。小躍りする思いで夫婦の後に続く。
入り口近くでさっきのジョガーとすれ違った。あなたのおかげで入りそびれずにすんだよ。ありがとう。
整然としたフランス式庭園が広がっていた。シーズンオフなので噴水は稼動していないが、まだ緑は残っているし、きれいに掃き清められている。彫像はほとんど神話をモチーフにしたものだが、王や王妃の像もあり、それらを見て歩くのも楽しい。
しかしここで私の体調に不穏な影が。腹痛である。鎮痛剤を持ってこなかったことを悔いながらUバーンに乗って中央駅に戻る。
駅前に薬局がある。あそこで薬を買おうか。しかしドイツ語はおろか英語でも自分の病状を説明する自信がない。
あいにくハンブルク行きの電車は一分前に出てしまったところだった。次は三十分後。体調が万全なら街に観光に出るところだが、どうにも腹痛が酷いので諦めてDBラウンジのカフェに入った。食べ物を頼む気にはなれず、カプチーノを注文してちびちび飲む。
DBラウンジから駅前の眺め |
やがて時刻表に記された時間が近づいたので、7番ホームへ上がっていくと、なにやら盛んにアナウンスしている。ドイツ語のあとに英語のアナウンスが流れたので耳を傾けてみると、私が乗るつもりだった11:20のICE772は45分遅れ。そして10:20発のICE670が60分遅れで隣の8番ホームに到着するという。指定席を予約しているわけではないので、どちらでも先に来た方に乗ろうと思って待っていると、しばらくしてICE670がやって来た。首尾よく乗り込む。一路、ハンブルクへ。
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