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東方への旅 >> ツェレ(1)

ツェレ Celle


ツェレの城

ツェレの駅に降り立ったのは18:10。町の中心部はここから15分ほど歩いたところにある。すでに真っ暗だったが、人通りも多いし、特に危なそうな様子もなかったので、スーツケースをひきずって歩いていく。しばらくすると、前方に教会の塔が見えてきた。ライトアップした城の美しさに目を奪われる。
今夜の宿泊地Cellerhofは市庁舎の向かいにあった。観光に便利な立地である。
チェックインして鍵を受け取ると、カードキーの他にもう一つ、普通の鍵がついている。これは?と聞くと玄関の鍵だという。23時から6時までの間はスタッフがいなくなるので、勝手に開けて入ってくれということらしい。あっけにとられていると、姉妹ホテルと思われる別のホテルの電話番号を見せられ、何かあった場合はここに連絡してくれと言われる。

■旧市街へ

食事を取りに外へ出た。閉まっている店舗も多かったがカフェのようなバーのような店が開いていた。メニューの中で分かる言葉がブラットヴルストだけだったのでビールと一緒に注文する。早くビールとなんとかヴルスト以外のドイツ語を覚えないと栄養が偏ってしまう。
店は1949年からあるそうで、アメリカンな内装。クリントン夫妻の写真など飾られている。
私の前の席では初老の男性が一人で食事をしていたが、やがて立ち上がって帰り支度を始めた。トレイをカウンターに戻して、そのまままっすぐ帰るのかと思いきや、お姉さんに何か注文している。「シュナプス」の単語が聞き取れた。
シュナプス、いわゆる火酒だ。ドイツ語文学やドイツ史の本を読んでいるとよく出会う。地下室に保存してあったシュナプスをソ連兵が見つけて全部飲んでしまった、とか。
ショットグラスがおじさんの前に置かれた。それを立ったまま一気に飲み干し、空になったグラスをまたカウンターに置いて去っていく。粋なものだと思いながら見送った。

旧市街には古い木組みの家が並んでいるが、入っている店舗はわりと節操がなく、寿司屋やインド料理屋まである。家のファサードに人名らしきものが刻まれているのはかつての所有者を示しているのだろうか。


素敵な雰囲気だが、インド料理屋

他の観光客に混ざって夜景を撮影し、「世界初の24時間オープンの美術館」(といっても夜間は窓越しに内部を見るだけ。それは開館していると言えるのだろうか)ツェレ美術館の光のオブジェを鑑賞しながら細い露地を抜けると、城の前に出た。イベントでもあるのだろうか、人が門の中に消えていく。

ツェレ美術館


ホテルに戻り、テレビをつけるとアニメを放映していた。変な意味不明のキャラクターなのだが、ずっと見ていると可愛く思えてくるから不思議だ。


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