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■東大寺

公式サイト

来た時とは反対方向のバスに乗り、大仏殿春日大社前下車。

参道にはたくさんの鹿。観光客と同じくらい、下手したらもっといるかもしれない。
あまりのかわいさに狂ったように写真を撮る。鹿もまったく物怖じせず、鼻をひくひく伸ばしてきては服に鼻汁スタンプを押す。ギャー


公道のど真ん中でイチャつくカップル鹿

《南大門》

鎌倉時代の再建。
中から見上げると天井がなく、ささくれだった木材が剥き出しになっている。


南大門内部

南大門をくぐってもまだまだ鹿がいる。
参道で観光客に愛想を振りまいているのがいる一方、芝生の上で寝ているのもいたりと役割分担ができている様子。シフト制なのか?


無茶な姿勢で寝てるやつ

立ったまま寝てるやつ

《大仏殿》

ここも修学旅行で来たのに、大仏が大きかったくらいしか記憶に残っていない。大仏が大きいのなんて当たり前で、つまり何も見てなかったのと同じだ。目を開いたまま寝ていたとしか思えない中学時代の私。
大仏殿の建物も周りの風景も、こんなふうになってたんだっけ? と初めてみるような新鮮さ。


お堂の正面に立っている燈籠は白鳳時代の作。
国宝がこんな雨ざらしで……。



ご本尊・盧舎那仏
蓮弁のレプリカ。
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現在の大仏殿の建物は江戸時代に再々建したもの。本尊の盧舎那仏は一応751年に開眼したそのご本尊だが、たびたび災禍にあっては修復されている。
「芸術新潮 特集:東大寺という宇宙」(2002年6月号)によると、創建当初の部分が残っているのは右胸下部から膝にかけて、蓮弁後面の大部分と前面のごく一部のみ。
頭から上半身はほとんどが近世の補鋳とのこと。
花挿しもやたらとでかい。その上にとまっている揚羽蝶は、おお八本脚の蝶だ。
八本脚の蝶:二階堂奥歯氏(1977-2003)のWeb日記。最近書籍化された。

虫のオブジェで一番好きなのは、東大寺大仏殿にある花挿しについている青銅の揚羽蝶だ。
修学旅行で見つけて大喜びして、行くたび土産物になっていないかと探すけれど、見たことがない。
この揚羽蝶はからだがむくむくしていてかわいいし、なんといっても脚が8本もあるのだ。
 『八本脚の蝶』2002年8月29日(木)の日記より

確かにむくむくしている。グッズはまだできてないみたいだよ奥歯さん。


花挿しを下から見たところ。アヴァンギャルド。

大仏様の斜め右後ろあたりに、奈良少年刑務所の入所者が作った大仏殿の精巧な模型が飾られていた。「全国矯正展」で賞をとった作品だそうだ。


おびんずる様

さらに後ろにまわると、穴の開いた柱がある。大仏様の鼻の穴と同じサイズで、くぐると賢くなれるのだとか。中学時代、お調子者の同級生(太め)が挑戦して詰まっていた。
子供たちがたのしそうにくぐっていたが、私はいまいち通れる自信がなかったのでやめておいた。
「落書き禁止」の札が貼ってあるにもかかわらず、おもだった柱は落書きで埋め尽くされている。フルネームを刻みこんでる奴は何を考えているんだろう。一生の恥ではないのか。

大仏殿の片隅の授与所では、お守りに混ざってかなり俗っぽいお土産も売られていて萎えた。

お堂の外にいたおびんずる様を撫でて(しかし高い所にあるので足くらいまでしか触れない)、二月堂、三月堂方面へ。
いつのまにか日が射していてかなり暑い。
二月堂へ抜ける途中の和食のお店で軽くお昼を食べた。


《二月堂》


修二会で有名な二月堂。
毎年ニュースで見てはいたが、どういう構造になっている建物なのかよく分からなかったので、実際に見ることができてよかった。


石段に文様が刻まれていた。
青海波、亀甲、唐草…


釣燈籠

お水取りも一度は生で見てみたいものだが、おそろしく混雑するであろうことを考えると二の足を踏んでしまう。
御朱印を書いてもらいがてら聞いてみると、12日と14日、特に12日が一番人出が多いそうなので、その日を避ければ少しはましだろうとのことだった。
しかし、この上を松明を持って駈け抜けるなんて想像を絶する。私だったら間違いなく落として大惨事だ。

時間がなかったので、三月堂、四月堂の内部は参観しなかった。



大仏殿御朱印

二月堂御朱印


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